最近のアメリカのコイルスプリングは、ロックやクロスカントリーでの脚の動きを良くする方向から、非常に柔らかい設定が多い気がします。
当社でJK Wrangler CRD に組んだコイルも、組み付けた時には自由長が長くストロークありそうだなあ!? と思いつつ組み付け、リフトから下ろしたところグングン縮んで 1G 状態で約15cmも縮んでしまった!!
さすがに柔らかすぎるかと思いつつも、KING SHOCK との組み合わせだったため、普段の走りに何の不安感もなく走っていたのですが、1000kmも走ったら車高が下がって来ていてバネも力が横に逃げている状態に・・・
バネレートを計算してみると
フロント 2.6kg リヤ 3.68kg
んんっ!? と言うかわかっていたけど低いレート 80のノーマルより柔らかい。
この車両は、ウインチやスペアタイヤも背負っているから 2.5t はあるので80や100と対して変わらない重量があるので明らかに柔らかいと考えられる。
ショックマウントやショックの長さも決まっているので、現在のコイルと自由長はあまり変える事なくレートを上げたいけれど車高もあまり上げたくないのも事実。
そこで、横に力が逃げないように線径を太く剛性を上げて、乗り心地も硬くならないようにバネレートを20%程度上げたSPLコイルを作ってもらいました。
写真で見てもわかる位に太くなっていい感じでしょ!!
付いていたコイルは、取りつけ時にはガッチリ噛んでいたのに、取り外す際には手で動く程に自由長が短くなってきてへたっていた!!
今度のSPLコイルの装着でまたガッチリと噛んで、リフトから下ろした1G状態でも横方向に逃げ無さそう。
車高も4cm程度アップにとどまり、ストロークの心配も各部の作り直しも発生せず調整のみでOKでした。
あとはオーナーさんのインプレッションと、バネのへたりがどの程度出るかだけですね。 まあ日本製なのでアメリカの製品のようにへたりは出ないと思いますけどね。