JJ FES スーパーヒルクライム in 飛騨高山 2018

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 今年で第19回となるJAFEA中日本主催の「JJ FES スーパーヒルクライム in 飛騨高山」が、2018年10月21日(日)岐阜県高山市の飛騨高山スキー場の特設コースで行われた。
当初10月7日の開催予定だったが台風の影響で安全性を考えこの日に延期になったのだが、すっきりとした秋晴れの中、無事に開催された。  会場となる飛騨高山スキー場は標高1300mにある高山市が管理しているスキー場で、雪質が非常によく頂上地点では北アルプスをはじめ360度の眺望が楽しめるスキー場としてシーズンにはそれなりに人気の施設。
毎年シーズンオフの10月に、ここのゲレンデの管理道路(ダート)の一部を利用し、名物となっているジャンプスポット、テクニカルなS字コーナーなどを含んだ全長900m、高低差100mのアクセル全開!のタイムレースが「JJ FES スーパーヒルクライム in 飛騨高山」だ。

jjfes2018_takayama_20181021085503.jpg受付。タイムスケジュール、出走順等々の情報があります。
jjfes2018_takayama_20181021083346.jpg朝の車検風景
jjfes2018_takayama_20181021091008.jpgまずは完熟走行
jjfes2018_takayama_20181021092801.jpgストックに近いダッジ・ラムからジムニーまでホント車種はバリエーションに富みます。
jjfes2018_takayama_20181021090830.jpg完熟走行は2周ほどゆっくりとコースを確認しながら走ります。
jjfes2018_takayama_20181021091405.jpg 帰りもスキー場の管理道路を利用。

参加マシン

 出場するクルマはバリエーション豊かだ。
6つのクラスに分けられるが、ランクル80、サファリを始め、FJクルーザー、多数のジムニーやイスズミュー(!)、三菱ジープ、ハイラックス、逆輸入車のタコマ、フォード・ラプター、シボレーのブレーザー、ダッジラムなどなど。今回、台風の影響で延期された事で、日程の都合がつかずにかなりの人達が出場が出来なかったのがとても残念。

飛騨高山:コース図.jpg※このコース図は4X4LIFE編集にて作成されたもので標高などはGoogle Mapを参考にしています。

特設コース

 それではさっそく「JJ FES スーパーヒルクライム in 飛騨高山 2018」の飛騨高山スキー場の特設コースを見てみよう。
スタート地点は、すでに標高1,317m。スタートしてすぐ緩い左カーブの後は名物のジャンプスポットまで一直線。(もちろんすぐ横にジャンプスポットの迂回ルートもあり、それぞれの判断で迂回する事もできる。)
ジャンプ台をすぎるとS字カーブ。今年の設定は奥に行くほどコーナーの曲率がきつくなり、コースのライン取りが重要になり、またドライバーのテクニックの差も出る。
S字カーブを無事にクリアするとこのコースで一番のヘアピンがあり、大迫力のコーナリングが楽しめる。
ここからゴールまで最大斜度20°のヒルクライム。マシンのパワー、トラクション性能が問われる区間でアクセル全開で駆け上がります。そして標高1,432m地点にあるゴールに飛び込みます。

jjfes2018_takayama_20181021101628.jpg名物のジャンプスポット。LC80。
jjfes2018_takayama_20181021101740.jpgこのジムニーは速かった!
jjfes2018_takayama_20181021101916-3.jpgちょっと飛びすぎたFJ.この後大変な事に。
jjfes2018_takayama_20181021103350.jpgハイラックスも!
jjfes2018_takayama_20181021105013-2.jpg一番高さがあったかも?三菱ジープ。
jjfes2018_takayama_20181021105156-3.jpgこの日、2番時計のいすゞ・ミュー
jjfes2018_takayama_20181021105537-3.jpgちなみに迂回路もあり。シボレー・ブレーザーS40
jjfes2018_takayama_20181021103537.jpgLC80

飛騨高山名物!ジャンプスポット

 ギャラリーに一番人気があるのは、やはりスタートしてすぐのジャンプスポット。すぐ真横までギャラリーが観戦できるエリアがあるので、間近で大迫力のジャンプを体感出来ます。また着地の姿勢などで足回りの完成度やドライバーのテクニックを見る事も。もちろんジャンプスポットの迂回路も設定してあり、半分ほどのクルマが迂回してました。

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jjfes2018_takayama_20181021110726-3.jpgちょっと進入がオーバースピードだった?ラプター

テクニックの見せ所:S字カーブ&ヘアピン

ジャンプスポットに続くS字カーブやヘアピンもダート特有のスライドしながらのいわゆるドリフト的なコーナリングを楽しめます。ここはモロに足回りの完成度で差が出ます。

jjfes2018_takayama_20181021130825-3.jpg加速している時の空気感が別物だったシェルビー・バハ700
jjfes2018_takayama_20181021131814-4.jpgここの上りは2駆ではちょっと辛いかも。
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jjfes2018_takayama_20181021132107-4.jpg大きい車は迫力がありますね。
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パワースポット!?:ヒルクライム

 私の個人的には後半のヒルクライムパートが好きです。ここはパワーがものを言うパートですが、へアピンを抜けた後のコーナー2つをどれだけ早くパワーを掛けれるかで、ヒルクライムパートのスピードの乗りがぜんぜん違います。またここは眺望も良くて、飛騨高山スキー場ならではの景色も楽しめます。ただここに来るまでが登ってこなければいけないのでちょっと大変です。また残念ながらギャラリーエリアも設定されてないのでここで観れるのは運営スタッフならではの特権でしょうか。要望が多ければギャラリーエリアの検討も可能かと思いますので、ぜひJAFEA中日本さんに聞いてみてください。
(まぁ10年くらいこのイベントの取材をしてますが、取材でここを写真撮ってるのは唯一私だけですけどね。)

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コース後半のヒルクライムを駆け上がるシェルビー・バハ700

X2クラス:#52 シェルビー・バハ700

 この日、一番のパワーがあったクルマはシェルビー・バハ700。ノーマルでさえパワフルなフォード・ラプターをベースに、コブラなどで有名なシェルビーがエンジンから足回りなど全てを徹底的にカスタムしたマシン。その名の通り700hpを誇るモンスター。スーパーチャージャーの快音を響かせて爆走してました。

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大迫力のラプターのジャンプ。
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ヘアピン後の左コーナーからパワーを掛けつつ駆け上がるラプター。

G2クラス:#68 フォード・ラプター

 もう一台のフォード・ラプター。
こちらは脚まわりを中心にカスタムされ、気持ちよくジャンプされてました。ちなみにこの日一番のベストタイムを叩き出したのもこのラプター。

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ジャンプスポットでのタコマ。
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迫力のパワースライドからのヒルクライムの駆け上がり。

G2クラス:#54 トヨタ・タコマ

この日、個人的に一番かっこ良かったと思ったのがこのタコマ。なんと男前の2駆。アメリカのダートレース等では2駆のマシンも多くエントリーしているが、ここ飛騨高山では滑りやすい石が多めのダートコースなので、コントロールの難しいS字コーナーも素晴らしいテクニックでクリアしてたのが大迫力で印象的だった。

jjfes2018_takayama_20181021142149.jpg Dクラス
jjfes2018_takayama_20181021142236.jpg UNLクラス
jjfes2018_takayama_20181021142336.jpg X1クラス
jjfes2018_takayama_20181021142409.jpg X2クラス
jjfes2018_takayama_20181021142530.jpg G1クラス
jjfes2018_takayama_20181021142636.jpg G2クラス

表彰&リザルト

【Dクラス】順位/ゼッケン/車種/ベストタイム
1.#58 LC80 1:05:31

【UNLクラス】順位/ゼッケン/車種/ベストタイム
1.#56 S40ブレーザー 1:06:67
2.#57 S40ブレーザー 1:24:58

【X1クラス】順位/ゼッケン/車種/ベストタイム
1.#65 JA12 1:04:96
2.#61 JA11 1:06:63
3.#70 エスクード 1:09:04
4.#64 JA11 1:09:08
5.#66 JA11 1:14:61

【X2クラス】順位/ゼッケン/車種/ベストタイム
1.#52 シェルビーバハ700 1:10:64
2.#69 YN60 1:12:34

【G1クラス】順位/ゼッケン/車種/ベストタイム
1.#51 JA11 1:06:56
2.#63 JA22 1:11:27
3.#55 J59 1:13:40
4.#60 JB23 1:13:57
5.#62 JA11 1:14:55
6.#67 JA11 1:14:83

【G2クラス】順位/ゼッケン/車種/ベストタイム
1.#68 ラプター 1:03:56
2.#59 ミュー 1:03:88
3.#71 fZ80 1:04:47
4.#54 タコマ 1:14:25
5.#72 ラム 1:26:31
6.#53 FJクルーザー DNF