コイルスペーサーを入れると

最近FJクルーザー人気もあって、このようにコイルスペーサーを入れる方が多いと思います。

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でも、うちに来たお客さんには必ず NO! を言ってるのです、外す事はあっても装着する事は無いですって言うのですが、ちょうど不具合の車両が入って来たので説明しますね。

FJに限らずサーフもプラドもランクル200もタンドラも共通して言える事なのですが

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これがジャッキアップした状態です!

本来はショックの伸び切りでストップするはずが、スペーサーを入れる事で自由長が長くなり伸びてはいけない所まで伸びてしまいますから、伸び切りはコイルとボールジョイントがぶつかって止まります。

これ、街乗りだけなら頻繁には当たらないとしても、軽度のオフロードでも起きる現象ですよね!

当たり続けたらどうなるかは想像しただけでもわかりますよね。

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そして、ステアリングのタイロッドエンドを外すと

よく見てもらうとわかると思いますが、ボールジョイントは限界まで傾けた状態ですが、ナックルの角度と比べてもらうとわかりますが入りません!

どういう事かと言うまでもなく、伸び切り状態になった時には、ついてはいけない角度まで曲げられていると言う事です。 アッパー、ロワ、と比べても小さいステアリングのボールジョイントが一番最初に破損する箇所ですよね、ここが破損したらと想像したら誰でもわかりますよね!現にオフロードでジャンプした直後に両方が破断して両手を広げたように着地して破損したと言う話を聞いていますが、当然ありえる結果ですよね。

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これがロワのボールジョイント!

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そしてドライブシャフトです。

ブーツが破れるのもわかるでしょ! 

ブーツだけで済むならいいけどね。

超のつく程のリフトアップ車の多いうちの店に来て、「3インチはダメだよ、2インチでコイル交換まで!」と言われた方ばかりだと思いますが、素人がやっている訳ではないので、車として機能を果たせなくなり危険な事をするのは改造ではなく改悪なので、プロショップとしてお客様のためを思って言う事です。

ただし、全てが悪いわけではなくてこれらの角度問題を解決しての装着はストロークアップとして使える手段ではあります。

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また、リフトアップをしたいのであれば、ちゃんとしたリフトアップキットで全てを補正してやれば、6インチアップしてもこの通りの角度とクリアランスで行けます!

安価で済むので手を出しやすい商品だと思いますが、こんな事なんだと僕が言ってた事を頭においてもらうといいかなあと思います。