シリンダーヘッドが・・・

盆前の多忙時期とも重なり、ついつい時間のかかる修理を後回しにしないと回らないので、オーナーさんに甘えてしまい遅れ遅れになっている作業。

やっとエンジンの乗っかり始動！　今度はバッチリとエア抜きも出来(当たり前か)てＯＫ。

何が起きていたかを公開すると

ヘッドが・・・

割れています！

副燃焼室の入口も・・・　まあここは交換できるんだけどね

バルブ間も・・・

これが６気筒とも全部の全滅だったんですわ！

ヘッドがこの状態なので、当然ブロック側にもダメージがないはずもなくて、修理するとあちこち部品代だけでも想像出来そうな価格なので、中古エンジンに載せ替えた方がお客さんの財布にやさしいとの判断での作業になりました。

運よく(こんな時の為に)在庫があって・・・　だから解体や外人に売れないんだよね！　何人断ってきた事か　

当該車両よりも年式も新しくて距離も少ない事故車からの摘出で、もともとターボの付いたエンジンに載せ替えなんだけど、日産って微妙に色々と部品を変えてるんだよね・・・クランクシャフトまで違うんだよね！　なので、追加部品や加工等を伴い、ついでに各シール類なども交換して、日産定番のエンジンマウントも新品に交換しての装着。

今度は純正のあてにならない水温計ではやばいので、より正確に水温管理してもらうように後付の水温計で自主対策を。

今度は外回りのお化粧直しに行きました。